マルシェといえば・・・幟✨
市販のものや、地元の染め職人に聞いても、インクひとつでも中々自然素材の幟をつくることが困難であることが分かりました。
それでも、何とかして土に還るものにしたい。。。。
ということで、ワンオーガニックマルシェみずほの出店者でもある、瑞穂市森にある紡績工場「岐阜の風」さんで働く金子さんに相談してみると、それが可能だと・・・!!
早速、社長へ連絡して、柿渋や藍の生葉などを用いた草木染めで作成させていただくことになりました!
こちら、「岐阜の風」さん。
瑞穂市のふるさと納税の返礼品である柿渋布巾「柿渋染 風ふきん」で有名です✨
ふきん独特の濡れた状態で放置した時に感じる「ぬめり」、半乾きの状態、部屋干ししていても、あの嫌な臭いがしないのです。(筆者も愛用中♡)
なんと、岐阜県の「飛騨・美濃すぐれもの」(岐阜にしかない逸品)にも選ばれたのだとか!!!
写真:左
これに合格するには、細部に渡って検査・審査され、岐阜県産にこだわった選ばれた商品でないと認められないものです。瑞穂市の誇りですね!!おめでとうございます👏👏👏👏
他にも、様々な柿渋の商品があり、海外からの受注も沢山あるのだとか!是非HPをご覧になってくださいね。
そんな、ものづくりにこだわりと愛情を注ぐ、社長の森さん。
ワンオーガニックマルシェみずほのコンセプトや、実行委員の想いに賛同してくださり、お忙しい中、
私達が理想とする”自然素材の幟”づくりに、手取り足取り教えてくださいました!!
工場の敷地内にある藍の葉や琵琶の葉を摘ませてもらって。。。
藍の生葉をミキサーにかけてシルクの布を浸して、琵琶の葉はグツグつ煮て・・・・
藍染めはこんな素敵なブルーグリーンに!!ひまわりのような黄色は、なんと、ウコン!!発色が綺麗ですね。
藍染めの後に残る葉っぱのお団子・・・これだけでも何だか「アース」という自然のエネルギーを感じます。
実はこの草団子も発酵させておけば、さらなる染料になるのだとか!
日本人の先人の知恵に勝るものはないなと感じざるを得ません。この日本文化を継承し、現代のものと融合させている「岐阜の風」の森社長は、本当に瑞穂市の・・・というか岐阜県の・・・・というか日本の逸材です。
そして、幟!!
予め幟の形にしてある生地をお譲りいただいたので、こちらに柿渋のインクや、自然素材のベンガラインクで一気に文字を入れました。赤いインクも可愛かったです。
下書き??なしなし!!(笑)
バランスがおかしい箇所もありますが、それも手作りの良さということで・・・・
ほぼ1日仕事でした。天然素材にこだわりたい私達の願いを叶えてくださり、知識も技術も素晴らしく、また快くご協力くださった「岐阜の風」さんには感謝しかありません✨✨
幟を持ち帰り、耳部分を実行委員やお手伝いスタッフがチクチク・・・・真鍮は、竹!
土台は・・・・実行委員の自宅にあったレトロなガラス瓶・・・・・!!
完成~~~!!!!
なぜ、自然素材にこだわるのか?
今の便利な社会は、人間を退化させるとも言われます。
昔は手作業でやっていたことが、今は機械で全てやれる。
ネット上でボタンをポチっとすれば、手に入る。
現代社会には有難い環境でもありますが、その便利さの裏側には自分たちを苦しめることにも繋がっていること、知ってほしい。
例えば、使い捨てが増えていませんか?
思わず道路へ落ちて、そのまま劣化してマイクロプラスチックになり、川へ海へ流れ出て、生き物に影響が及ぶ。
焼却しても、環境を汚染する有害なガスが出て、やっぱり自然環境に悪い。
さらに、ものを使い捨てする心は、子ども達の成長にどう影響を与えるか?
「また、買えばいい」
「次の、新しいのが欲しい」
「壊れても、捨てて目の前から消えれば、それでおしまい。」
廃棄されるものが、どこへ行き、どうなるのか?
今の大人達も、そこまで考える人もほとんどいません。
それでいいの?
私達は、少しでも、
「ものを大切にする心」
「手づくりできること」
「諦めない心」
「自然を大切にするために、努力する心」
などを伝えていきたいです。
この幟を見つけた時、子ども達にこのことについて話して聞かせてあげてください。
そして、家庭でもできるだけ
「自然素材のものをつかう、選ぶ」
ことを意識してみてください。
さぁ、この願いを込めてつくった幟を飾るデビューは?!?
次の投稿をご覧ください(^▽^)/
マルシェの様子は、こちらからも★
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